高血圧治療 第一選択薬

糖尿病 第一選択薬ってなにがあるの?

 

高血圧治療の薬物治療にあたり、一番最初に使用するものを第一選択薬といいます。

 

日本高血圧学会による高血圧治療ガイドラインによると、第一選択薬としての降圧薬は、

  • アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)
  • アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)
  • カルシウム拮抗薬
  • β遮断薬
  • 利尿薬

この5種類の中から患者の症状に応じて選択することが推奨されています。

 

 

 

高血圧治療における第一選択薬の特徴を簡単に説明していきます。

 

■アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)

 

血管を収縮して、血圧を上昇させる「アンジオテンシンII」の作用を抑えて血圧を下げる薬です。
副作用が少なく、心臓や腎臓などの臓器を保護する作用に優れています。

 

ただし、妊婦や妊娠の可能性のある人、高カリウム血症を罹患している人は服用できません。
また、副作用として、動悸やめまいが症状として出る場合があります。

 

 

■アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)

 

血管を収縮して、血圧を上昇させる、「アンジオテンシンII」の産生を抑え、血圧を下げる薬です。
心臓や腎臓などの臓器を保護する作用に優れています。

 

しかし、副作用として、喉のいがいが感や空咳があります。
また、妊婦や妊娠の可能性のある人、高カリウム血症を罹患している人は服用できません。

 

 

■カルシウム拮抗薬

 

血圧上昇の原因となる、血管の筋肉へのカルシウム流入を抑えて、血管を拡張させ血圧を下げる薬です。
むくみ等以外の副作用がなく、狭心症、脳出血、動脈硬化などの合併症がある人の高血圧治療に適しています。

 

ただし、注意点としては、うっ血性心不全の人には使えないタイプの薬があります。

 

 

■β遮断薬

 

交感神経の受容体であるβ受容体の作用を遮断し、心臓のβ受容体に働きかけ、心拍数を抑えることにより血圧を下げます。
狭心症や脈の速い若年者に適している薬です。

 

ただし、気管支喘息の人は服用できません。
副作用として、徐脈、手足の冷え、息切れ、インポテンスの症状が出る場合があります。

 

 

■利尿薬

 

尿へナトリウムの排出を促し、血管壁のナトリウムを減らし、血管を拡張して血圧を下げます。
この薬は沢山飲むと効果は変わらないのに、副作用が増えてしまうため、少量処方され、他の薬と併飲することが多いです。

 

ただし、痛風の人は服用できません。

 

また、副作用として、脱水・低カリウム血症、インポテンス、糖尿病、痛風の症状が出る場合があります。

 

 

高血圧治療の第一選択薬は、患者の体質や合併症などに応じて適切なものが選択されます。

 

アレルギー症状や治療中の病気などがある場合は事前に医師に申告しておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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