カルシウム拮抗薬とグレープフルーツジュースの飲み合わせ
高血圧の症状がある程度進んでしまった場合、高血圧治療薬による治療が行われます。
高血圧治療薬には大きく分けて5つ種類があります。
その種類は次の通り、
- 「アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)」
- 「アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)」
- 「カルシウム拮抗薬」
- 「β遮断薬」
- 「利尿薬」
です。
高血圧治療薬はその症状によって医師が処方しますので、高血圧だからといってすべての種類を飲まなければならないわけではありません。

一般的に薬を服用する場合には水か白湯でと注意喚起されていますが、なかなか日常ではつい横着をしてしまったり、薬を飲むときに水が近くになかったりでお茶やジュースなどで薬を服用してしまった経験がある人は多いでしょう。
注意すべき飲み合わせがない薬であれば横着しないことに越したことはありませんが、症状が重傷化したりなどの危険に陥ることはないでしょう。
しかし、この高血圧治療薬の服用にあたっては1つとても気をつけなけなければならない飲み合わせあります。
それは、カルシウム拮抗薬とグレープフルーツジュースの飲み合わせです。

カルシウム拮抗薬は、血圧上昇の原因となる血管の筋肉へのカルシウムの流入を抑えて、血管を拡張させ血圧を下げる薬です。
この2つの飲み合わせは、血圧が必要以上に低下してしまったり、心拍数が増加して命にかかわる危険な状態になることがあります。
これはグレープフルーツジュースに含まれている「フラボノイド」が原因で引き起こされます。
フラボノイドはグレープフルーツジュースの苦み成分で、このフラボノイドがカルシウム拮抗薬の代謝を阻害してしまい薬の血中濃度が上りすぎるためにおこります。
通常のんだ薬は身体にとって不必要なものは肝臓で解毒されてしまいますが、カルシウム拮抗薬とグレープフルーツジュースの飲み合わせの場合はグレープフルーツジュースのフラボノイドが肝臓での薬の解毒を邪魔してしまって解毒することができなくなります。
薬は服用方法を間違うと毒にもなります。
高血圧治療薬の服薬については医師から十分な説明を受けますが、不明点や心配な点があれば些細なことでも医師に質問相談して安心して治療に専念しましょう。

